石川県における「農林水産業の6次産業化とは?」

農林漁業者が、生産活動を軸にしながら、加工や販売、サービス(外食産業や飲食業、宿泊業 等を含む)など2次産業、3次産業の要素を取り込んで経営の多角化・高度化 等を行うことです。
※加工だけ、あるいは販売だけを取り込むタイプや、それらの全てを取り込むタイプなど多様。
農林漁業者が主体性を持ちつつ販売や加工は専門業者に委ねる形(農商工連携)もあります。

■6次産業化の取組事例

6次産業化取り組み事例の図

石川県における6次産業化の取組事例

個別経営の6次産業化型

むっつぼし金沢長坂店金沢百番街すずめ

■加工・販売を加えた取組

株式会社 六星(白山市)

水稲・野菜の複合経営に加え、もちや和菓子など農産加工も手がける。さらに、自社直売所を開設し、自社の農産物・加工品を販売する。また、農作業体験、季節行事の開催など顧客の維持・確保にむけた取組も実施。
五郎島金時を使ったスイーツ五郎島金時を使ったスイーツ

■加工工程の一部を外注し、新たな商品づくりを行う取組

農業生産法人有限会社かわに(金沢市)

自社で生産した五郎島金時(さつまいも)を原料にした焼き芋ペーストを活用し、スイートポテト、パームクーヘンなどを開発。金沢駅構内に直売所を開設し販売。五郎島金時の付加価値を高め、さらなる所得向上を目指す。
中島菜を練り込んだ手延べうどん中島菜を練り込んだ手延べうどん

■加工工程の一部を外注し、新たな商品づくりを行う取組

中島アグリサービス(七尾市)

水稲・白ねぎ・中島菜の複合経営に加え、中島菜の特徴を売りにした粉末を自社製造するほか、食品企業と連携した、うどん、そうめん、飴などの加工品を開発し、直売所、和倉温泉、ネットを通じて販売を拡大している。
アンテナショップアンテナショップ

■農業者のネットワーク化による加工・販売の取組

風土金澤(金沢市)

水稲や園芸の大規模法人7社がそれぞれ自社のこだわり農産物や加工品を販売する会社を設立。品揃えを確保することで、情報発信力を高め、販売拡大につなげている。

団体・地域による6次産業化型

加工部メンバー加工部メンバー

■農産物自体の知名度を高めるため新たな商品づくりを行う取組

根上農業協同組合(能美市)

特産の加賀丸いもを使った加工品を開発。イベント等に積極的に参加し地道に販路を広げている。新たに他産地の特産品とコラボした商品を開発するなど意欲的に新商品販売と販路開拓に取り組んでいる。
トマトカレートマトカレー

■農産物自体の知名度を高めるため新たな商品づくりを行う取組

JA小松市(小松市)

北陸一のトマト産地であるJA小松市が、地域の食品企業と連携し、規格外品を活用したレトルトの「トマトカレー」を開発した。トマトカレーの販売促進・消費増大を通じて、消費者のトマト産地としての地名度向上を図り、生産トマトの販売促進につなげている。
加賀丸芋焼酎加賀丸芋焼酎

■農工商が対等のパートナーとなり新たな商品づくりを行う取組

JA能美・JA根上 + 株式会社 宮本酒造店(能美市)

JAと酒造メーカーが連携し、地域の特産品「加賀丸いも」を原料とした新たな焼酎を開発。新商品の開発により、酒造メーカーだけでなく、丸いも産地の振興にもつながっている。また、原料として、形が悪いなどの理由から規格外となった丸いもも活用しているため、生産者の所得を向上させる効果もある。
加賀百万石ビール加賀百万石ビール

■地域産業復興のため、農業と商業が連携し加工・販売を行う取組

有限会社わくわく手作りファーム川北(川北町)

地元で大量に収穫されているが、麦茶原料としてのみ使用されていた六条大麦を活用し、生産から地ビールづくりまで一貫して取り組む。地元の大学と連携し機能性を高めたビールを開発。石川県を訪れる観光客をターゲットに販売。さらに、海外への販路拡大を目指している。
販売イベント販売イベント

■地域を超えて連携し「奥能登」を発信するための取組

能登の里山夢部会(奥能登地区)

奥能登の生産者が集まり山菜・きのこの塩漬け加工、販売に取り組む。奥能登で伝えられてきた山菜・きのこ塩蔵品を広く普及させるとともに、生産者一体となって取り組むことにより新たな販路の拡大に努めている。
大浜大豆のこだわり豆腐大浜大豆のこだわり豆腐

■地域全体を振興させるために住民協働による加工・販売の取組

交流施設狼煙(珠洲市)

地元住民の協力を得て交流施設を開設し、大浜大豆などの地元特産農産物の直売や地豆腐の製造・販売・豆腐の加工体験学習などを手がけている。